fygar256の俳句

オンライン句集 「猫に餌」

俳句7

土用の日うの付くものを出しにけり

恋猫のふられふられてまた一人

石楠花をせっくす花と読みにけり

傷つきし心に眠り朧月

片恋や名残の都忘れ咲く

花林檎初めて祝う誕生日

アイリスや考の教えは花となり

鈴蘭の花が咲いたよ神父さん

人待ちて哀しからずやかすみ草

ホワイトデー円周率を諳んずる

溜め息や季節は過ぎて初桜

啓蟄の風に吹かれて一人旅

人知れず耽る思案や福寿草

猫に句を詠んで聞かせる春うらら